職場のパワーハラスメント対策の推進について

厚生労働省は、平成23年7月に開催された「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」が取りまとめた「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」を踏まえ、職場のパワーハラスメント対策を推進するための通達が出されています。

 

【ポイント】

1)パワハラ対策推進にあたっての基本的な考え方

近年、職場のいじめ・嫌がらせについての相談が増加し続ける等社会問題として顕在化しており、労働行政としては、適切な労働条件を確保するという観点・個別労働紛争を未然に防ぐという観点から、職場のパワーハラスメント対策の推進は重要な課題と捉えている。

 

2)行政の取り組み

職場のパワーハラスメントについては、当事者の自主的な努力だけでは進展しないおそれがあり、行政が、労使団体等とも協力しながら、企業や労組がこの問題の重要性を認識し、予防・解決に向けて取り組むことを支援するために、周知啓発を行っていく。

 

3)周知啓発にあたっての基本的な考え方

企業が率先して「職場のパワーハラスメントはなくすべきものである」という方針を明確に打ち出すことが求められる。

企業のトップマネジメントが自ら対策に取り組むことが不可欠である。

 

以上の考え方に基づき、行政のパワハラ対策推進に向けた周知啓発のための対応が具体化することで、企業にとってはこれまで以上に「パワハラ対策推進」への厳しい取り組みが求められています。

 

■ご参考

厚労省HP:「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」

厚労省HP:「職場のパワーハラスメント対策の推進について」

 

 

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